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各種検査のご案内
おかもと循環器クリニックでは、心臓病をはじめとする循環器疾患の診断や治療効果の評価のために、最新の医療機器を用いた各種検査をおこなっています。患者さんのお悩みや症状に合わせて、最適な検査をご提案いたします。
超音波検査(心エコー検査)
心臓の形や動き、弁の状態などを超音波で観察する検査です。胸にプローブをあてるだけで、痛みや事前準備なくおこなえます。検査時間は20~30分程度です。
当院では最新機種(Auto GLS搭載)を導入し、軽微な心機能低下も検出可能です。これにより、心不全の早期発見や予防に役立てることができます。また、専門の臨床検査技師が常駐し、精度の高い検査を実現しています。
CPX検査(心肺運動負荷試験)
CPX(Cardiopulmonary Exercise Testing)は、心臓と肺の機能を同時に評価する運動負荷試験です。当院の心臓リハビリテーションでは、運動処方の作成や効果判定にCPXを活用しています。
CPX検査は5つの項目を測定・分析
CPX検査は、5つのデータを総合的に分析することで、心臓と肺の機能、運動耐容能、そして全身の代謝状態を評価することができます。
酸素摂取量(VO2) | 運動中に体が取り込む酸素の量 |
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二酸化炭素排出量(VCO2) | 運動中に体から排出される二酸化炭素の量 |
換気量(VE) | 運動中の呼吸量 |
心拍数(HR) | 運動中の心拍数の変化 |
血圧(BP) | 運動中の血圧の変化 |
CPX検査の特徴
CPXは、心臓リハビリテーションにおいて以下のような特徴があります。
客観的なデータに基づいた運動処方
CPXの結果から、患者さんの運動耐容能に合わせた適切な運動強度を設定することができます。これにより、安全で効果的な運動プログラムをご提供しております。
治療効果の定量的評価
心臓リハビリテーション前後でCPXをおこなうことで、運動耐容能の変化を数値として捉えることができます。これは、リハビリテーションの効果を客観的に評価するのに役立ちます。
病態の評価と予後予測
CPXのデータは、心不全の重症度や予後予測にも使われます。最高酸素摂取量(peak VO2)や換気効率(VE/VCO2 slope)などの指標は、心不全患者さんの予後と関連があることが知られています。
CPX検査の流れ
当院でのCPXの流れは以下の通りです。CPX検査は、心臓リハビリテーションに欠かせない検査の一つです。当院では最新の機器を用いて、患者さんお一人おひとりの状態に合わせた検査をおこなっております。CPXを活用することで、より安全で効果的な心臓リハビリテーションをご提供できると考えています
事前説明と準備
検査の目的や方法について説明し、同意を得ます。血圧、心拍数、体重などを測定します。
機器の装着
マスクや心電図モニターなどの機器を装着します。
安静時測定
座位または仰臥位で安静時のデータを測定します。
運動負荷
自転車エルゴメーターを漕ぎ始め、徐々に負荷を上げていきます。症状や体調に異常がないか確認しながら、最大運動耐容能に達するまで運動を継続します。
回復期測定
運動終了後、速やかに負荷を下げ、回復期のデータを測定します。
結果説明
検査結果について医師から説明を受けます。結果に基づいて、適切な運動プログラムや治療方針を決定します。
次世代がん検査 マイシグナル(miSignal)
尿中のマイクロRNAをAI解析することで、現在と将来のがんリスクを判定する検査です。肺がん、胃がん、乳がん、卵巣がん、膵臓がん、食道がん、大腸がんの7種のリスクを、一度の検査で部位別に評価できます。
尿を採取するだけの簡便な検査ですが、高い精度が特徴です。がんの発症リスクが高い方におすすめしたい検査です。
マイシグナル検査の流れ
総合受付にて申込書と問診票を記入
検査キットを受け取り、採尿
会計にて支払い
後日、結果が出たら外来で医師から説明を受ける
LOX-index(ロックスインデックス・脳梗塞、心筋梗塞のリスク検査)
LOX-index®検査は、脳梗塞や心筋梗塞といった動脈硬化が原因の疾患のリスクを評価するための血液検査です。この検査は大規模なものではないため、身体への負担や検査にかかる時間も少なくて済むのが特徴です。
- 採血のみで簡単
- 動脈硬化のリスクを評価
- 健康診断のオプションとしても検査可能
こんな方におすすめです
- 肥満気味の方
- 高血圧の方
- 脂っこい食事や塩辛い食べ物をよく摂る方
- 運動不足の方
- 胸タバコを吸っている、もしくは吸っていた方
- ストレスを感じている方
- 飲酒量が多い方