高尿酸血症・痛風

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痛風について

痛風について

痛風は、血液中の尿酸値が高くなることで、関節に突然激痛が走る発作を特徴とする病気です。放置すると発作の頻度が増え、重症化する恐れがあります。
また、尿酸は、プリン体という物質が分解されてできる老廃物で、通常は腎臓から尿中に排泄されます。しかし、尿酸の生成過多や排泄低下により血中濃度が上昇すると、関節などに尿酸の結晶が沈着し、激しい痛みを引き起こします。
当院では、痛風の原因となる高尿酸血症の治療と生活指導をおこなっております。

痛風発作は、こんな関節に起こります

  • 足の親指の付け根(第1中足趾関節)
  • 足の甲
  • くるぶし
  • アキレス腱
  • ひざ
  • ひじ

痛風の原因

痛風の原因となる高尿酸血症は、次のような要因で起こります。

プリン体の過剰摂取

肉類、魚介類、ビールなどに多く含まれるプリン体を過剰に摂取すると、尿酸が増加します。

肥満

肥満はそれ自体が尿酸値を上昇させる原因となります。

アルコールの多飲

アルコールは尿酸の生成を促進し、排泄を抑制します。

遺伝的素因

尿酸の排泄や代謝に関わる酵素の異常が関与していると考えられています。

ストレス

激しい運動やストレスは、尿酸の排泄を妨げる可能性があります。

痛風の診断

痛風の診断には、次の検査をおこないます。

血液検査

高尿酸血症の有無を確認します。尿酸値が7.0mg/dL以上で高尿酸血症と診断します。

関節穿刺

関節液を採取し、尿酸結晶の有無を顕微鏡で確認します。

エックス線検査

関節の変形や尿酸結晶の沈着(痛風結節)の有無を確認します。

痛風の治療

痛風の治療は、発作時の痛みの緩和と、高尿酸血症の是正が目的となります。

発作時の治療

安静、冷却、鎮痛剤(NSAIDs)の投与をおこないます。

高尿酸血症の治療

次の薬剤を用いて、血中尿酸値を6.0mg/dL以下にコントロールします。

  • 尿酸生成抑制薬(アロプリノール、フェブキソスタット)
  • 尿酸排泄促進薬(ベンズブロマロン、プロベネシド)

生活指導

  • プリン体の多い食品の制限
  • 肥満の解消(標準体重の維持)
  • アルコールの制限
  • 適度な運動の励行
  • 水分の十分な摂取

当院の痛風治療

おかもと循環器クリニックは患者さんと共に痛風の
治療に取り組みます

おかもと循環器クリニックは患者さんと共に痛風の治療に取り組みます

痛風は生活習慣が大きく影響する病気です。当院では、薬物療法と併せて、患者さんお一人ひとりに合わせた生活指導をおこなっています。定期的な尿酸値の測定と生活習慣の改善により、痛風の再発を防ぐことが可能です。
関節の痛みでお困りの方、痛風が心配な方は、ぜひ当院までご相談ください。適切な診断と治療により、痛みのない快適な日常生活を送っていただけるようにしっかりとサポートさせていただきます。

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