コラム

淡路島の心不全について

2021.02.01

皆様、心不全という言葉をお聞きになったことがあると思います。簡単に言いますと心臓の機能が落ちて様々な症状が現れる状態を言います。

日本は世界でも先端を行く高齢化率の高い国です。その日本の中でも淡路島は高い高齢化率となっており、20年後の日本を反映すると言われています。高齢化率が高くなると心不全の患者さんが多くなり、新型コロナウイルスでも有名になった「パンデミック」という言葉が用いられ、心不全パンデミックが起きると言われています。実際に淡路医療センターに入院される心不全の患者さんは2012年から2017年まで比較しますと2倍に増加しておりました。淡路島で心不全の急性期の治療は淡路医療センターで行われることがほとんどで、このまま増加していけば医療センターのみでは対処が難しくなります。

そこで入院に至るまでに心不全の状態にさせない、また急性期の治療が終わり退院してきた後に心不全を再発をさせないためにこのクリニックを開設いたしました。

より一層皆様の近くで心不全患者さんの健康管理にお役立てしていければと思っています。

次回からは心不全について解説していこうと思います。

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